奨学金制度を実施する日本学生支援機構(旧・日本育英会。以下「機構」といいます。)の保証人に対する「過大請求」について、たより58、64で取り上げました(*1)。
「教育と子ども・若者」カテゴリーアーカイブ
労働者の「抗う力」と「理不尽校則」/嶋﨑量(事務所だより2023年1月発行第66号掲載)
私は、弁護士として、社会に出て直ぐに理不尽な使用者の仕打ちによる労働問題に直面する労働者の事件を多数扱ってきました(いわゆる「ブラック企業」問題)。そこで感じるのは、「抗う力」の重要さです。
奨学金の「過大請求」その後/西川治(事務所だより2022年1月発行第64号掲載)
「#教師のバトン」プロジェクトの雑感/嶋﨑量(事務所だより2022年1月発行第64号掲載)
2021年3月、文科省が始めた官製ハッシュタグ#教師のバトンが、教育関係者を中心にSNS上で大きな話題になりました。
これは、文科省が現場で奮闘する教員の魅力を発信し、質の高い教師を確保して学校の未来に向けてバトンを繋ぐために始めたプロジェクト(*1)でした。ですが、これがSNS上で瞬く間に「炎上」しました。社会から注目されたのは、教員の魅力ではなくこの「炎上」でした。 続きを読む
法科大学院とは何だったのか/西川治(事務所だより2021年8月発行第63号掲載)
私は、代議士秘書を辞した後、ある国立大の法科大学院(以下、「LS」)に入学し、司法試験後に中退するまで2年半在籍しました。
私の同期は、同じ未修者(*1)が24名、1年遅れで入学した既修者が4名。うち修了者は18名ですが、司法試験に合格したのは3名のみです。司法試験の受験回数は5回までに制限されており、令和2年度を最後に受験資格を失ったことになります(*2)。 続きを読む