タグ別アーカイブ: 交通事故

無罪判決を受けて/石渡豊正(事務所だより2014年8月発行第49号掲載)

news201408_small 先日、初めて刑事事件の無罪判決を獲得しました。
 事案は、交差点における自転車同士の死亡事故です。
 略式手続(簡易裁判所において公判手続を経ないで罰金又は科料を科する手続)で罰金刑の言渡しを受けた後に弁護人に就任し、異議申立後の正式裁判で無罪判決となりました。
 本件で裁判所が認定した事実は以下のようなものでした。

 被告人は前方に赤信号を認めて交差点手前で約1分停止した後、右方を確認しながら再び歩くほどの速さで徐行し始めた。そして、右方の歩道(下り坂)から被害者の自転車が向かって来るのを確認したため停止した。しかし、被害者は相当の高速度(時速25ないし30キロメートルないしそれ以上)で進行しており、被告人を認めて驚愕のため適切なブレーキ操作やハンドル操作をすることができずに自転車もろとも転倒した。被告人の自転車と被害者の自転車が衝突したとは認定できない。

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交通事故(被害者側)と弁護士の仕事/鵜飼良昭(事務所だより2011年1月発行第42号掲載)

news1101_small 私たちの事務所を訪れる依頼者の方々は、多かれ少なかれ一生に一度あるかないかの重大な出来事に遭遇し、思い悩み混乱した状態にあります。なかでも交通事故の場合は、その程度が強く深いと言えるでしょう。交通事故は、全く事前の予告なしに突然起こり、それまでの平穏な生活を暗転させ奈落の底に突き落としてしまうのですから・・・。

 現代社会で、車は不可欠な交通手段となっていますが、残念ながら現状では一定の確率で事故が発生することを避けることはできません。いつ何時、自分が被害者に、あるいは加害者になるかもしれないのです。

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